2008年12月17日 16:19
- 1 :VIPがお送りします:08/11/17 21:28 JXopc32uO
- 長門「部室を貸せだぁ!?
貸して下さいだろテメー畜生ボンクラが」
- 3 :VIPがお送りします:08/11/17 21:33 JXopc32uO
- ハルヒ「ひっ…ご、ごめんなさい…私…」
長門「小娘が意気がってんじゃねぇ。失せろ」
キョン「ほほう、中々に不遜な態度だな」
長門「んだテメーは」
キョン「男だよ」
長門「んなこたぁ見りゃあ分かんだよ! 誰だって聞いてんだタコ助!」
キョン「タコ助ではない。キョンという名前がある」
長門「けっ、気味が悪ぃぜ」
- 7 :VIPがお送りします:08/11/17 21:36 iE3GNCXCO
- キョンwwwという名前www ww
- 8 :VIPがお送りします:08/11/17 21:37 hQQi2/xGO
- ついに本名出たな
- 10 :VIPがお送りします:08/11/17 21:38 JXopc32uO
- 長門「で、そのキョン様が一体この我が文芸部に何のご用で?」
キョン「別に様付けは結構。身分はわきまえているつもりだ」
長門「皮肉垂れてんだよバァーカ! 誰がタコ助に様付けるかボケナス」
キョン「む、君の発言には不可解な点が多数見受けられるな。つい先ほどまでの敬う態度から一転して更に前の不遜な態度へ逆戻り…実に興味が湧く」
長門(うう〜…やべぇ、変なのに捕まった…)
- 11 :VIPがお送りします:08/11/17 21:39 wvmFePqUO
- キョンがオタっぽい
- 22 :VIPがお送りします:08/11/17 21:47 JXopc32uO
- キョン「自己紹介も済んだところで改めて用件を言わせていただこう。
彼女と私に君の部室をしばらく貸与していただけると有難いのだ」
長門「断る」
キョン「まぁそう言わずに。君と私の仲だろう」
長門「会って五分の仲じゃねーか」
キョン「五分で充分。絆に時間の概念は存在しない」
長門「気持ち悪いから帰れよ真面目に」
- 26 :VIPがお送りします:08/11/17 21:52 JXopc32uO
- 長門「俺は今から読書に勤しむんだよ。テメーらみてぇな変人様とお付き合いしてる暇はねーんだ」
キョン「だから様付けは結構だと――」
長門「皮肉だっつってんだろボケナス!
とにかくテメーらみたいなのにはオレの部室は貸すつもりはねぇ!! 消えな!」
ハルヒ「ひいっ…キョンさん、どうしよう」
キョン「私に任せておけハルヒ嬢」
長門「お、おい…? 何やってんだよ、勝手に入るなよ」
キョン「そうだった。失礼する」
長門「挨拶の問題じゃねー!」
- 29 :VIPがお送りします:08/11/17 22:00 JXopc32uO
- スタスタスタ
キョン「悪いが椅子を借りるぞ。
あとハルヒ嬢は戸を閉め、しばらく待つように」
ハルヒ「は、はい」
ガラガラピシャリンコ
長門「…おい、何する気だよ」
キョン「君に進んで協力する意思がない以上、強制措置を取らせてもらう」
長門「強制…措置?」
キョン「これは何かな?」
バッ
長門「そっ、それに触んじゃねぇハゲ!」
キョン「失礼な。育毛剤は投与済みだ。
それよりもこのノート…表記は『部日誌』と書かれているが、はてさて如何様な記述がなされているのか、非常に興味深い」
長門「読んだら殺す」
キョン「低俗な言語だな。
読むかどうかは君の対応次第さ。さて、どうする?」
- 30 :VIPがお送りします:08/11/17 22:03 22DiJwXoO
- ハゲだったのかよwwwww
- 31 :VIPがお送りします:08/11/17 22:04 9ISeZhRy0
- ガラガラピシャリンコで吹いた
- 32 :VIPがお送りします:08/11/17 22:08 JXopc32uO
- 長門「く…」
キョン「それに扉を閉めたのには理由がある。これさ」
ゴソゴソ…
ポロッ
長門「きゃあっ! …っじゃなくてっ、なっ、何イチモツ出してやがんだテメー! キモいんだよ死ね!」
キョン「フフフ…私のこの巨塔と化したイチモツの主砲の方向をこの部日誌に向け、主砲の銃身をスライドし続ければどうなるか…低俗な君になら想像がつくだろう?」
長門「汚ぇぞ…色んな意味で」
キョン「チンチンシュッシュッ!!
さぁ時間がないぞ、どうする…っふ、おっと危ない危ない」
長門「くぅっ…!!」
- 34 :VIPがお送りします:08/11/17 22:09 22DiJwXoO
- お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?
- 35 :VIPがお送りします:08/11/17 22:12 JXopc32uO
- 長門「やめろっ!!」
ピタッ
キョン「…」
長門「ちょっと不満そうな顔でオレを見んな!」
キョン「止めたということは、私たちの要求を飲む気になったらしいな」
長門「ああ…分かったよ、部室を、貸せばいいんだろ。
クソッ、こんな変態ヤローなんかに…オレは…」
キョン「すまない。協力感謝する。
ところでティッシュとゴミ箱が欲しいのだが」
長門「よそでやれキチガイ野郎が!」
- 37 :VIPがお送りします:08/11/17 22:20 JXopc32uO
- ゴソゴソ…キュッ
キョン「もう良いぞハルヒ嬢。交渉は成立した。我々の勝ちだ」
ハルヒ「ほ、本当ですか!? ありがとうございます!」
長門「ちっ…」
キョン「気に病むな。新風が吹き込んできたと思えば問題ないさ」
長門「ずいぶんと腐った風だぜ…さてと、それじゃあオレはセンコーに退部届けでも出してくるかね」
ハルヒ「え…?」
キョン「それはどういう意味だ長門嬢」
長門「気安く名前で呼んでんじゃねーよ。
どういう意味か? お前らがこの部活を乗っ取りにきやがったんだ。
敗者は去らなくちゃ、な」
キョン「なるほど。一つの殻にヤドカリは二つは住めないという訳か」
長門「そういうこって。ま、気にすんなよ。明日からはまた中学ン時みてぇに気ままな廊下暮らしさ。他に行きたい部活もねぇしな」
ハルヒ「…」
- 38 :VIPがお送りします:08/11/17 22:22 AKFvU+VM0
- この長門には朝倉は勝てそうにない
- 39 :VIPがお送りします:08/11/17 22:26 IaCquh4RO
- 長門「この槍を抜きな小僧…」
- 40 :VIPがお送りします:08/11/17 22:27 JXopc32uO
- ハルヒ「あ、あのっ!」
長門「あぁん?」
ハルヒ「その、よ、良かったらなんですけど…
このまま…ここにいる気はありませんか?」
長門「え――」
ハルヒ「実は私たち、SOS団っていう部活を立ち上げようと思っていて…
でも学校の許可が降りなかったから仕方なく、なるべく人のいないところにパラサイトしようと思ってたんです」
長門「甘い汁すする気満々かよ」
ハルヒ「長門さん…貴方はこの場所、好きではないのですか?」
長門「…っ」
ハルヒ「無理強いはしません。ですけど、なるべくご迷惑はお掛けしないように努めるので、どうか、このままここにいてもらえませんか?」
長門「…分かった」
- 43 :VIPがお送りします:08/11/17 22:32 JXopc32uO
- ハルヒ「本当ですか!?」
長門「ああ…正直ここ、静かだし夕日が綺麗でさ。結構気に入ってたんだ。冬だと廊下寒いしね」
ハルヒ「じゃあ…」
長門「ああ、迷惑かけないようにって、もう充分迷惑は被ってんだ、気にしないでどんどん迷惑掛けな」
ハルヒ「長門さん…ううぅ〜」
長門「泣くな泣くな。女の子だろうに」
キョン「うむ。不覚ながら私も少々感動を覚えてしまった」
長門「何だお前まだいたのか帰っていいよ」
- 44 :VIPがお送りします:08/11/17 22:34 PvL5aBg50
- キョン空気化w
- 45 :VIPがお送りします:08/11/17 22:35 9ISeZhRy0
- このハルヒは好感が持てる
- 47 :VIPがお送りします:08/11/17 22:39 JXopc32uO
- キョン「随分とつれぬ態度だな長門嬢。同じ部の友ではないか」
長門「アンタは変態だから例外だ若ハゲ野郎」
ハルヒ「わ…わか…」
キョン「失礼千万。アデランスには律儀に通っている」
長門「効果が見えないところをみるとお前の頭皮はヤバいらしいな」
ハルヒ「あ、あの…お二人とも、喧嘩は…」
キョン「ハルヒ嬢、これは喧嘩などではない。ただの愉快な言葉のやり取りだ」
長門「愉快なやり取りの割には不快感最高だなタコ助」
キョン「ほぅ、どうやら君は記憶力が相当にないとみえた。
私の名前を三回も間違――」
長門「皮肉だっつってんだろ」
- 48 :VIPがお送りします:08/11/17 22:44 JXopc32uO
- 長門「大体ハルヒ、アンタ何でこんな変態と一緒にいるんだよ」
キョン「私は決して変態などではない。先ほどの応酬についてはやむをえず――」
長門「お前はちょっと黙ってろ」
キョン「むぅ」
ハルヒ「…そもそも、始まりは始業式の日に遡ります――…」
- 50 :VIPがお送りします:08/11/17 22:51 JXopc32uO
- ――始業式の日
先生「えー、それでは皆さんに自己紹介をして貰いたいと思います。
それではどうぞ」
ガタッ
ハルヒ「ひ、東中出身、す、涼宮、ハルヒ、です…」
クラスメイト「…」
ハルヒ(み、皆が私を見てる…っ)ドキドキ
ハルヒ(この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、もし良ければ私のところに来ていただけると助かります…以上です)
先生「ハルヒさん? どうしました黙り込んで」
ハルヒ「い、いえっ、これで終わりますっ!」(うう、言葉にしてなかった…最悪…)
先生「ええ〜…次はと、キョンさん、どうぞ」
キョン「ハイ」
ガタン
- 52 :VIPがお送りします:08/11/17 22:55 JXopc32uO
- キョン「私の名はキョン。性別は男だ。
もしこのクラスに何らかの特殊な素性を保持した生徒がいたならば是非とも我がところへ来るように。心を込めて歓迎しよう。以上」
ハルヒ(え…?)
クラスメイト「ざわ…ざわ…」
先生「はーい、静かにしなさい。では次は谷口君――」
ハルヒ(この人…私と、同じだ…)
- 53 :VIPがお送りします:08/11/17 22:58 +crdrjF20
- 絶対に違うwww
- 54 :VIPがお送りします:08/11/17 23:00 JXopc32uO
- キーンコーンカーンコーン
ハルヒ「あ、あの」
キョン「む?」
ハルヒ「さっきの、話は…」
キョン「ほほぅ、というと君は何人かね? 待て、今記録用の紙とペンを――」
ハルヒ「ち、違うのっ」
キョン「?」
ハルヒ「あれ、本当なのかな、って」
キョン「本当も何も、嘘をついて何のメリットがあるというのだ」
ハルヒ「じゃあ本当に…」
キョン「ああ探している。中二病と囃されたとて構わんくらいには、な」
- 55 :VIPがお送りします:08/11/17 23:02 FBIb6waA0
- キョンかっこええ
- 56 :VIPがお送りします:08/11/17 23:02 gVHSvChFO
- このキョンは生徒会長を連想させる
- 57 :VIPがお送りします:08/11/17 23:07 rZYDoXH10
- ルルっぽいな
- 58 :VIPがお送りします:08/11/17 23:09 JXopc32uO
- ハルヒ「あ、あのね、実は私も…」
カクカクシカジカ
キョン「ふむなるほど。では我々は出会うべくして出会った思想共同体というわけだ」
ハルヒ「ねぇ、これからどうすればいいのかな。
待ってたってそうそう来ないよね、この類いの人たちって」
キョン「ふむ。ではこちらから先手を打つにはどうするか。
我々には本拠地を構える必要がありそうだ」
ハルヒ「そうだ! 部活を立ち上げてビラを配ればいいんだよキョン君!」
キョン「名案だハルヒ嬢。
では効率良く印刷物が刷れる環境下にある部活といえば…」
ハルヒ&キョン「文芸部!!」
ハルヒ「キョン君、そういえばこの高校の文芸部は今は部員が一人しかいないらしいよ」
キョン「ほほぅならば活動もしやすく幅が効くというもの」
ハルヒ&キョン(やるしかねぇ…)
- 61 :VIPがお送りします:08/11/17 23:17 JXopc32uO
- ――回想終了
ハルヒ「…――というわけなんです」
長門「なるほど。かなり痛いなお前たち」
キョン「フッ…浪漫を持たぬ者には分かるまい…
この未知に対するそこはかとないこの興奮が!」
長門「くたばれ変態め」
キョン「ふん。とにもかくにも在籍するからには我々に協力して貰う」
長門「冗談。誰が好きこのんで中二の集会に首をはさ――」
キョン「チラッ」
長門「!!?」
キョン「チラチラッ」
長門「テメェ…部日誌を…きたねぇぞ」
キョン「とりあえずソイジョイでも食し落ち着くことだ」
モグモグ
- 63 :VIPがお送りします:08/11/17 23:24 JXopc32uO
- 長門「部内は飲食禁止だバーロー」
キョン「さて、では部活は成立、次は部員を集めるか」
ハルヒ「はいっ、そうしましょう」
長門「ねぇオレの話聞いてる? 聞いてるのか?」
キョン「む、もちろんだ。ちなみに私は蕎麦のほうが好きだが」
長門「何の話だこのスットコドッコイが!」
キョン「ともかく、君は社交性に欠けているようだから君には今まで通りに過ごしていて貰うことにするよ。当面は、だがな」
- 64 :VIPがお送りします:08/11/17 23:29 JXopc32uO
- 長門「はん、言われなくともそうするさ。
変人のやることに興味はないね」
キョン「そうトゲを刺すな。
ない胸がもっとしぼむぞ」
長門「なっ!」バッ
キョン「ふ…冗談だ」
長門「うっ、うるせぇ! 分かってら!」
キョン「何だ、意外に可愛いところもあるな。
ワルデレか」
長門「黙れあほんだら!」
- 65 :VIPがお送りします:08/11/17 23:31 9hSrJVcwO
- ワwwwルwwwデwwwレwww
- 70 :VIPがお送りします:08/11/17 23:38 JXopc32uO
- 長門「オレは新ジャンルじゃねーんだよバァーカ!」
キョン「それよかとにかく部員集めとビラ配りだ。
時期が来たらこの環境も向上させんとな」
長門(オレの部室が壊れてく…)
ハルヒ「キョンさん!」
キョン「何だねハルヒ嬢」
ハルヒ「一応私たちも居候の身…宿主の意向も参考にしたほうが」
長門「私は大家か何かか」
キョン「それもそうだな。いやすまなかった長門嬢。
さて、どれから始めるのが賢明だろうか」
長門「そういうこったねーだろアホタレが!」
- 71 :VIPがお送りします:08/11/17 23:43 JXopc32uO
- ――数日後
キョン「…というわけで、まずは印刷物の質の向上や作業効率向上、その他もろもろの理由から…」
長門「要は部員集めんのが先なんだろ」
キョン「そういうことだ」
ハルヒ「ではどうしましょう。どうやって部員をかき集めればよいのか…」
キョン「案ずるな。私に策がある」
長門「とてつもなく不安だ」
- 72 :VIPがお送りします:08/11/17 23:44 iLad/OX10
- 小泉やみくるがどんなキャラなのか楽しみだ
- 73 :VIPがお送りします:08/11/17 23:51 JXopc32uO
- バンッ
長門「机を叩くんじゃねぇ…殺るぞテメェ」
キョン「ターゲットはこの可憐な美少女、朝比奈みくる。
一個上の先輩にして恐ろしい親衛隊を保持している。手強い相手だ」
長門「なんだろうね、あっちもこっちもバカばっかで嫌になってきた…」
キョン「諦めろ。彼女の美貌と魅力、そして指導力はまさにカリスマ。
彼女を我がSOS団に引き入れさえすれば、それはさぞ大きな貢献となるだろう」
ハルヒ「凄いですね…」
キョン「ただし相手には強力な壁――彼女を崇拝し心酔する親衛隊が存在している」
長門「なんじゃそら」
キョン「親衛隊の筆頭は割れている。仲間内からはめがっさ鶴屋さんと呼ばれる悪魔のような女らしい」
- 76 :VIPがお送りします:08/11/17 23:58 JXopc32uO
- キョン「彼女の得意技にょろ〜んは相手を骨の髄から溶かしてしまうとか…いやはや敵にしたくない相手だ」
長門「ああもうバカばっか」
キョン「だが我々にはリスクを犯してでも手に入れる価値のある看板娘を入手しようとしている。
覚悟はいいな」
長門「いいえ」
キョン「結構。作戦は誰かが囮になっている隙にみくるさんを陥落――なんてちゃちい真似はしない。
一気に親衛隊の頭を叩く」
長門「馬鹿だろ…お前」
キョン「ジャンプ的にはよいではないか」
長門「雑誌の中に帰れよジャンプ厨」
- 78 :VIPがお送りします:08/11/18 00:10 GcX4Mll1O
- キョン「決行は今日の放課後。皆、期待しているぞ」
長門「待てよ。誰がめがっさ鶴屋さんとやらと対決するんだ?」
キョン「む? むろん君に決まっている」
長門「お…れ、が?」
キョン「見たところ君はガラが悪そうなのでそういった血生臭いチャンバラは相当数の場数を踏んでいると見える。
よって君が適任と考えた。どうだ」
長門「ざっけんじゃねー。こちとらよくダチ公からもよくそう言われっけどよ、
わりーが私はインテリなんだよボケ。本が大好き喧嘩は嫌いなんだ」
キョン「なんと」
長門「腹筋、背筋、腕立て伏せ、総計十回が最高数だが文句あっかよ」
キョン「可愛いな。萌えるぞ」
長門「黙れ」
キョン「なるほど、君のその突っ張った態度がそういうところにも起因しているのが理解出来たよ」
長門「だったら――」
キョン「では健闘を祈る」
長門「あれ!? 何か別の策練れよバカー!」
- 79 :VIPがお送りします:08/11/18 00:12 3xgEadxh0
- ぷるぷるしながら腕立てしてる長門想像して萌えた
- 80 :VIPがお送りします:08/11/18 00:15 GcX4Mll1O
- ――放課後
長門(結局オレがやるのかよ…あいつ男のくせに…)
長門(ケータイで追って指示を出すとか言ってたけど、まだかな)
ピリリリ
長門(来た!)
キョン【二年生の教室で明かりがついているただ一つの教室、そこに親衛隊及び朝比奈みくるは居座っている。
親衛隊のヘッドを潰した後、私に連絡を】
長門「二年生の教室で明かりがついてる教室か…」
- 82 :VIPがお送りします:08/11/18 00:21 GcX4Mll1O
- タッタッタ…
長門「はぁ…はぁ…(走るだけでも疲れるってのによ)」
長門「ん? もしかしてあれか…明かりがついてる教室…」
長門「…」
ぺしっ
長門(大丈夫…怖くない。ビビることなんてない!
もうあの頃のオレじゃないさ…)
長門「…よし!」
ガラララッ
長門「オラァ!! めがっさみくるってのはどいつだ!」
?「!!?」
長門「あ…(やべぇ…緊張して噛んじゃった…)」
- 83 :VIPがお送りします:08/11/18 00:25 GcX4Mll1O
- 長門「だからその…あ、朝比奈だよっ! 朝比奈みくるだせばっきゃろー!」
?「あら、私を呼んだかしら」
長門「テメーが!」
?「朝比奈みくる…以後お見知りおきを。ふふっ」
長門(な、なんてオーラだ、まるで周囲の大気が歪んでいるかのような…)
みくる「あら、このストーブ少し熱気が強いわね」
長門「ホントに大気の歪みかよ」
- 84 :VIPがお送りします:08/11/18 00:28 GcX4Mll1O
- 長門「朝比奈みくる…テメーの側近に用があんだよ。今すぐ呼んできな」
みくる「安心して。もういるわよ」
長門「何だと?」
みくる「そうね、例えば背後に気配、感じない?」
長門「!」バッ
?「めがっさ」
長門「しまっ――」
ドシュッ
- 86 :VIPがお送りします:08/11/18 00:32 GcX4Mll1O
- みくる「あらあら、間一髪ね」
長門「…」
長門(危ないところだった…足がもつれてコケてなかったら、今頃――)
?「にょろ〜ん」
長門(あの毒手の餌食ッ…!)
みくる「紹介するわ。私の側近にして大親友の鶴屋ちゃんよ」
鶴屋「めがっさにょろにょろ」
長門「はっ、上等…!」(どうしようどうしようどうしようどうしry)
- 87 :VIPがお送りします:08/11/18 00:38 GcX4Mll1O
- みくる「さあ鶴屋ちゃん、私に不用意に近付こうとする不埒な分からず屋を消しなさい」
鶴屋「了解にょろ」
ビュビュッビュ
長門「うおっ!?」
みくる「うふふ…さっきまでの威勢はどうしたのかしら?
せいぜい逃げなさいな」
長門「まずいな、このままじゃ…」
鶴屋「にょにょにょろ〜ん」」
- 113 :VIPがお送りします:08/11/18 06:36 GcX4Mll1O
- ガシャアアアン
みくる「何事!?」
キョン「長門!」
長門「! クソ遅ぇんだよキョン!」
キョン「悪い。待たせたな」
鶴屋「にょにょろ?」
キョン「さて、始めるか」
- 115 :VIPがお送りします:08/11/18 06:44 GcX4Mll1O
- スッ
長門「…おい、何だよそれ」
キョン「魔法の布だ」
みくる「今更一人増えたところで構うことはないわ鶴屋ちゃん。
まとめて片付けてしまいなさい」
鶴屋「了解にょろ」
キョン「ほぅ、この私を甘く見てもらっては困るな」
鶴屋「にょろ〜ん」
スカッ
鶴屋「!?」
キョン「遅い!」
みくる「背後に!?」
バッ
鶴屋「にょにょにょ!?」じたばた
- 116 :VIPがお送りします:08/11/18 06:53 GcX4Mll1O
- キョン「…」
長門(布を嗅がせてる?)
鶴屋「にょ、にょろ〜、ん…」バタッ
キョン「ふぅ、やっと大人しくなったか」
長門「キョン、そいつは?」
キョン「クロロフィルだ。科学部から拝借してきた」
長門「だから時間が掛かったのか」
キョン「うむ」
長門「…最初から囮にするつもりだったんだろ」
キョン「敵にまずお前で慣れさせ油断させ、虚を突く必要性があった」
長門「ざっけんじゃねーぞこのボンクラが!
オレはもう少しで死ぬトコだったんだよ!!」
ガックンガックン
キョン「揺さぶるな気持ち悪い吐くぞ」
長門「うわっ…」パッ
キョン「さて、では親衛隊も排除したところだし、本題に――」
- 117 :VIPがお送りします:08/11/18 06:58 tGrn9N5/O
- 追い付いてしまった
- 120 :VIPがお送りします:08/11/18 07:02 GcX4Mll1O
- 長門「あれ? そういや他のはいいのかよ」
キョン「親衛隊のことか? 親衛隊のヘッドは潰したし問題ないのでは」
長門「オイオイ大丈夫かよ。
もし頭を潰された怒りで残りが全部襲いかかってきたらどうすんだよ」
キョン「あ」
長門「?」
キョン「…その可能性は考慮していなかった」
長門「ばかー!」
キョン「む、朝比奈みくるはどこへ消えた」
長門「え? あ、いつの間にかいない…」
キョン「さては廊下か!」
ガラリンコ
- 122 :VIPがお送りします:08/11/18 07:10 GcX4Mll1O
- キョン「なんと、廊下に待ち受けるは親衛隊残党ではないか」
長門「わざとらしい説明口調だな」
ガラリンコ
キョン「さてどう突破する?」
長門「フツー逃げるだろここは」
キョン「虚を突く。問題ない」
長門「じゃあお前一人で行けよ。オレは逃げる」
キョン「何、体を張ってカミカゼ特攻するって?
なんと献身的な態度か」
長門「お前の耳は都合の悪いことは全てシャットアウトするフィルターでも付いてるのか?」
- 123 :VIPがお送りします:08/11/18 07:16 GcX4Mll1O
- キョン「まぁ落ち着きたまえ。私に策があるのだ」
長門「どうせろくでもないのに決まってるけどな」
キョン「どうせ親衛隊は全員女…朝比奈みくるという象徴的な存在に依存するだけの者たちだ。
故に、おのずと強いショックイメージを植え付ければきやつらは現実へと引き戻され、発狂する」
長門(強いショック? まさか…)
ゴソゴソ…
キョン「テーデレッテッテー」
ポロリ
長門「変態! 変態! 変態! 変態!」
- 124 :VIPがお送りします:08/11/18 07:19 GcX4Mll1O
- キョン「では参る!」
ガラリンコ
親衛隊「きゃあああああ!」
親衛隊「いやあああああ!」
キョン「フンハァ―――ッ!」
親衛隊「あうう…ゾウさんが…」パタリ
パタパタパタパタッ
長門「嘘だろ…」
キョン「ふっ、脆いな」
ゴソゴソ…キュッ
- 127 :VIPがお送りします:08/11/18 07:23 GcX4Mll1O
- キョン「さてお前はもう終わりだ朝比奈みくるよ、観念しろ」
みくる「…」
キョン「ふっ、どうした? まさかこの後に及んで策をろうじて…」
みくる「ふぇ…」
長門「あん?」
みくる「ふぇぇ…ご、ごめんなさい。い、痛いのはイヤ…だから許してぇ。
今までネコ被ったのは謝るから、だから…
ううひぐっぐすっ」
キョン「…」
長門「…」
キョン「…長門嬢」
長門「…ああ」
キョン「不覚ながら萌えた」
長門「変態」
- 129 :VIPがお送りします:08/11/18 07:31 GcX4Mll1O
- キョン「なるほどな…カリスマの皮を剥いたらこれが正体とは」
みくる「わ、私、嫌われたくなかったの…皆が私をちやほやしてくれるけど、本当の私を見たら幻滅して離れてくんじゃないかって…」
キョン「なるほど」
長門「はっ、馬鹿だなアンタ」
みくる「えっ?」
長門「いいか? アンタ自身は変わる必要なんてないんだよ。
皆アンタが好きだから集まってきてるんだ。別にアンタがそれに合わせる必要なんてないのさ。
アンタは自然体でいい。好かれようとする必要はないのさ」
キョン「長門嬢…」
みくる「ううぅ…ありがとうございます」
ぎゅっ
長門「ばっ馬鹿、やめろよ恥ずかしい」
みくる「恥ずかしがらないで下さい…本当にありがとうございます。貴方は私の光です」
キョン「何やら怪しげな空気」
- 148 :VIPがお送りします:08/11/18 12:40 GcX4Mll1O
- 出先から少し投下する
キョン「とにもかくにも一人目確保だな」
長門「どうにも先が思いやられるよ」
みくる「一人…目…?」
キョン「君には我がSOS団に入部してもらう。この誓約書にサインを」
みくる「はい…」サラサラ「…あの」
キョン「何かね」
みくる「長門さん、いえ、長門様は、SOS団に入部してらっしゃってるんでしょうか?」
キョン「肯定だ」
みくる「そうですか! 良かった…」
キョン「一体何だと言うのだね」
- 149 :VIPがお送りします:08/11/18 12:41 GcX4Mll1O
- みくる「私…恥ずかしながら長門様に――惚れ込んでしまいました」
長門「ええっ!?」
みくる「ですから長門様と同じ部に籍を置ける…それがとても幸せです」
キョン「みくる嬢、君は将来怪しげな宗教団体に引っかかりそうで行く末が心配だ」
みくる「うふふ…長門様、長門様…」
長門(変なのがもう一匹増えた…)
- 150 :VIPがお送りします:08/11/18 12:42 GcX4Mll1O
- ――――数日後、昼休み
キーンコーンカーンコーン
長門「ふーっ…」
長門(やっぱり落ち着いてメシ食うにはここだな)
長門(誰にも邪魔されねーし、マジで最こ――)
ガラリンコ
みくる「長門様ぁっ!」
長門「帰れよ」
みくる「そんな、私まだ何も――」
長門「お前の後ろに引っ付いてる親衛隊の連中がヤバい視線くれてんだよ」
鶴屋「…」じー
親衛隊「…」じー
みくる「気にしてはいけませんわ長門様。さぁ、ご一緒に昼食を取りましょう」
長門(落ち着いてメシ食えねぇ…)
- 151 :VIPがお送りします:08/11/18 12:43 GcX4Mll1O
- みくる「さぁ貴方たち、手早く用意をして」
親衛隊「「「はい、みくる様」」」
サササッ
長門(は、早い――!)
鶴屋「みくるっち、準備が出来たにょろ」
みくる「ご苦労様。
さぁ長門様、お昼にしましょう」
- 154 :VIPがお送りします:08/11/18 12:46 GcX4Mll1O
- ――一方、教室
谷口「時にキョン」
キョン「何かね谷口某よ」
谷口「お前、涼宮と最近絡んでるらしいな」
キョン「否定はせん」
谷口「悪いことは言わん。あいつだけはやめておけ」
キョン「理由を聞こうか」
谷口「あいつが可哀想なんだよ! キョン、お前みたいな変態ヤローに嫌々付き合わされてるってのがな!」
キョン「嫌々ではない。彼女は進んで私と接触を試みてきた」
谷口「一体どうだか。お前のような中二病末期患者にどういう理由で近づいたのか不思議でならん」
キョン「何故なら彼女もまた、特別な存在だからさ」
谷口(駄目だこいつ中二過ぎる…早く何とかしないと…)
- 182 :VIPがお送りします:08/11/18 17:40 GcX4Mll1O
- ?「あ、あの…」
キョン「む?」
谷口「あ…」
ハルヒ「キョン君、お昼、一緒にいいかな…?」
谷口「す、涼宮サン!」
キョン「騒々しいぞ谷口君。
うむ、昼飯程度ならば喜んで」
ハルヒ「ありがとう…えへへ」
谷口(涼宮とご飯涼宮さんとご飯涼宮さんと)
キョン「騒々しいぞ谷口君」
谷口「心を読まれた!?」
- 184 :VIPがお送りします:08/11/18 17:41 GcX4Mll1O
- ガタン
キョン「ここは谷口某がやかましい。よければ別の場所で食べないか?」
ハルヒ「う、うん」
谷口「ン何ィーッ!? キョン貴様ぁぁぁ!!」
キョン「君は一人でバーニングしていたまえ。では私はこれにて失礼するよ。では行こうかハルヒ嬢」
スタスタ
ハルヒ「あ、待ってキョン君」
ガラガラ…ピシャ
谷口「野郎め…覚えておけ」
- 187 :VIPがお送りします:08/11/18 17:42 GcX4Mll1O
- キョン「出てきたものの、とりあえず行くアテはない。
故に部室へ行こうと思うのだがどうだろうか」
ハルヒ「でもあそこは長門さんがお昼を…」
キョン「構わんさ。我々は部員である。寛大な精神で許してもらおうではないか」
ハルヒ「へり下る側なのに随分不遜な態度ですね…」
キョン「私は一向に構わん」
ハルヒ「まぁそれじゃあまず行ってみましょう」
- 191 :VIPがお送りします:08/11/18 17:50 GcX4Mll1O
- ――部室
長門「だぁからいいって! オレは病人じゃねーんだよ!
あーんなんてこっ恥ずかしいマネが出来るかアホ!」
みくる「そんな、長門様、いいではないですか一回くらい…」
長門「もう恥を忍んで二回ほどやってやったじゃねーか!」
みくる「二度あることは三度あると…」
長門「やかましい。大体だな、オレがあーんして食う度に親衛隊の皆様が恐ろしい目でオレを見るんだよ!
特にそこの緑! もといめがっさ鶴屋がな!」
鶴屋「にょにょにょ」
みくる「そんな…大丈夫です長門様。私に危害を加えない限りは手出しはしませんわ」
- 192 :VIPがお送りします:08/11/18 17:55 GcX4Mll1O
- 長門「まったく…落ち着いてメシ食おうと思ってりゃ矢先にこれだ」
みくる「そんな…長門様は私がお嫌いなのですか?」うるうる
長門(うっ)
みくる「このだめ押しの九連重ね超特大重箱弁当だって、一晩掛けて親衛隊の方々が作りましたのに」
長門「そこはテメーで作れよ普通」
みくる「長門様は私がお嫌いですか…」ガクッ
親衛隊「「「みくる様!!」」」
長門(もう嫌だ…)
- 193 :VIPがお送りします:08/11/18 17:58 GcX4Mll1O
- 長門「…あーあー分かった、分かったよ。あーんすりゃ良いんだろあーんすりゃ」
スッ
長門「ほら、早くしな」
みくる「長門様…ありがとうございます」
みくる(長門様のお口…歯も小綺麗に揃っててああなんてお美しいのかしら。
おまけに手を近付けると感じる湿気をはらんだ生暖かい吐息…あんやだ興奮してきちゃった)
長門「早くしな!!」
みくる「は、はいごめんなさい!」
- 195 :VIPがお送りします:08/11/18 18:03 GcX4Mll1O
- みくる「それじゃ、はい、あーん…(ドキドキ)」
ガラリンコ
キョン「失礼する!」
長門「!!」
みくる「あ」
ハルヒ「!」
キョン「…」
全員『…………』
キョン「失礼した!」
ガラララッ
ピシャリ
長門「…」
みくる「…そう気を落とさないで下さい長門様。
これで私たちは晴れて公認のカップルに――」
長門「出ていけー!!」
- 197 :VIPがお送りします:08/11/18 18:06 GcX4Mll1O
- キーンコーンカーンコーン
長門「もう嫌だ…。結局メシ食えてねーし、あいつレズだし、多分誤解されたしああもうクソッタレ畜生!!」
長門「…でもまぁ、寂しくはなかった、かな?」
- 199 :VIPがお送りします:08/11/18 18:14 GcX4Mll1O
- 長門「ってやべぇ! もうすぐ五時間目じゃねーか」
ガラララッ
長門「体力ねーのに走りたくねー!」ダッタッタッ…
?「へぇ、あいつが長門有希か。結構噂よりも可愛いじゃん。
決めたぜ。やっぱり俺は…」
長門「すっかり遅くなっちまったな…ったくセンコーの奴ときたら。
早く部室いかねーとな…あの馬鹿共に何されるか分かったもんじゃねぇ」
?「ねぇそこの彼女♪」
ピタッ
長門「…」
?「キミだよキミ。その麗しき美貌の持ち主のキミさ」
長門「あぁ? んだテメーは?」
?「俺かい? よくぞ訊いてくれた!
俺は古泉。古泉一樹。ただのハンサムなプーさ」
長門(一体何なんだ最近…オレの回りには変態もといバカが多すぎる!)
古泉「おーい聞いてるー?」
古泉「おっと、そんなつれないキミにますますフォーリンラヴなんだぜ?」
長門「気持ち悪いから死ね」
古泉「Oh...」
長門「用がねーならオンナ引っかけてねーで、お家に帰ってクソして寝てな。ファックオフ」
古泉「そんなわけにも行かないんだなぁこれが。
俺はまさにキミに運命の一目惚れってやつをしたのさ…俺の中には今、恋の稲妻が走ってる」
長門「感電死しろ」
だがキミほどに俺の思い通りにならない女は初めてだ」
長門「きめぇんだよナル野郎」
古泉「まぁまぁそういわずに。まずはお友達からでいいからさ」
長門「坊やはとっとと失せろ」
古泉「手厳しいねぇ。仕方がない。だが俺の恋の超能力からキミはもう逃れられないさ」
長門(あー痛たた駄目だコイツ)
キョン「そこの君!」
長門「うおっ!」ビクッ
キョン「君は今何と言った?
超能力…そう確かに言ったな」
長門「キョン…テメェいつの間に」
キョン「私は通りすがりのキョンだ。
長門嬢の萌える反応を楽しむため、脅かす準備をし、そこの廊下の角で待ち伏せていていれば、何やらアンテナに引っかかる単語が耳に入ってきたのでな」
長門「テメェ後でちょっと体育館裏に来いや」
キョン「さてもう一度聞くが、キミは本当に超能力者なのか?」
古泉「ああそうさ! 俺の恋の超能力で落ちない女は一人もいないぜ」
キョン「なるほど…どちらかといえばPSIではなくESPだと」
長門「お前ら話噛み合ってねーだろ」
是非とも我々SOS団に入団して貰いたい」
古泉「あん? SOS団だぁ?
新手の宗教団体か何かか?」
キョン「断じて違うと宣言しよう。我々は別に布教活動が目的ではない。
我々は君のような逸材を探しているのだ。日々昼夜を問わずな」
古泉「よく分からねぇがご苦労なこって」
キョン「別に無理にとは言わん。ただ、君が入団した暁には、私が命を掛けて撮影した、この長門嬢の秘蔵プロマイド写真を何枚か君に譲ろうではないか」
古泉「なぁ、サインってここでいいか?」
長門「早っ!
つーかキョンテメェェェ!!!!
隠し撮り秘蔵プロマイドたぁどういうことだぁぁぁ!!」
長門「そういう問題じゃねぇ…テメェよくも勝手に――」
キョン「安心しろ。本当はそんなものはありはしない」ボソッ
長門「え?」
キョン「この男を入団させるための餌だ。どうやらこの男の目的は長門嬢、君らしいからな。
ならばこれなら手っ取り早いというもの。サインさえさせてしまえばこっちのものだ」ボソッ
長門「アンタって奴は…」
キョン「くくく…我が野望のためならば卑劣な手段もいとわない…それが私、キョンという男さ」
キョン(計画通り――!)
キョン(だ、駄目だ、まだ笑うな…しかし…)
キョン「クク…ククク…」
古泉「…なぁ、なんかこいつアブないクスリでもやってんのか?」
長門「気にすんな。これがデフォルトだよ」
古泉「さぁとんだ邪魔が入ってしまったが、改めていわせて貰うぜ」
長門「お断りします」
古泉「まだ何も言ってないのに!?」
長門「どうせ付き合って下さいだろ。
あいにくだけどオレはアンタみたいに軽い奴とは遊ぶ気になれないんだよ…じゃあな、ボウヤ」
古泉「待ってくれ! …ああ、行っちまった」
キョン「気に病むな。長門嬢と同じ部に在籍した以上、チャンスはまだあるさ」
古泉「うう…アンタ、意外に良い奴だな」
キョン「いきつけのマックがある。食いに行こう。奢るよ」
古泉「かたじけねぇ…」
ガラリンコ
ハルヒ「あっ、長門さん」
みくる「長門様! 待っていましたわ」ダッ
長門「ばっ、コラ! いきなり抱きつくんじゃねー!」
ハルヒ「そこの売店でお茶買ってきたんです。今紙コップに注ぎますから…」
長門「大丈夫だ、自分でやるよ」
ハルヒ「そんな…いいんです。お疲れでしょう?
席に座って本でも読んでいて下さい」
長門「ハルヒ…」
ハルヒ「部室を貸していただいてるんです。これくらいはさせてください」
長門「…ごめんな。ありがとう」
ハルヒ「いいえ、とんでもないです」ニコッ
今袋を開けますから、キョンさんが戻ってきたら食べましょう」
長門「いや、多分あいつは戻ってこないよ」
みくる「何故ですか?」
長門「勘さ。今頃マックにでも行ってるんじゃないのかね、あのナンパ野郎と」
みくる「?」
長門「まぁとにかく、ここは女三人でぱーっとおやつでも食べねぇか?」
みくる「では長門様の言う通りにしましょう」
ハルヒ「私も構いません。それじゃこっそり、してしまいましょう」
店員「いらっしゃいませー」
キョン「好きなのを選びたまえ」
古泉「じゃあ俺メガマックでwww」
キョン「…」
古泉「チーズバーガーでいいです」
店員「かしこまりました」
キョン「ポテトMだけで」
店員「かしこまりました」
キョン「さぁ食べたまえ」
古泉「えれぇ質素なメシだ…」
キョン「奢るとはいったが金はない」
古泉「じゃあ奢るなよ!」
古泉「野郎の汗臭い気持ちなんざいらんわい」
キョン「先ほどから考えていたのだが、君はどうやらひどく女性に対する執着が強いようだが」
古泉「否定はしないぜ」
キョン「何が君を惹き付けているのか、詳しく話を聞きたい。肉欲に飢えているのか?」
古泉「肉欲? はっ、そんなチャチなもんじゃねぇよ。俺のこの崇高な精神は。
女ってもんそのものに惹かれてんのさ」
キョン「異性の神聖性か」
古泉「愛だねこれは」
キョン「エゴだよそれは」
それまでの俺の信念を揺るがしかねない大事だよ」
キョン「一目惚れということだな」
古泉「俺は決めたのさ。何がなんでも長門有希を振り向かせるとな!」
キョン「己が全てを賭すか…実に気に入った」
古泉「キョン…」
キョン「ところで飲み物が欲しいんだが金を貸してはくれまいか?」
古泉「お前って奴は…」
キョン「何かね」
古泉「SOS団、あれって、マジで何の集まりなんだ?」
キョン「特殊な素性の持ち主たちをかき集めた集団だと考えてもらえばいい。
この場合の特殊とは、異能者であったり、宇宙人、未来人、UMAその他もろもろのことを指す」
古泉「…それ、本気で言ってるのか?」
キョン「私はいつも大真面目さ」
古泉「はいはいそうか、なるほどな。分かったよ」
キョン「聞きたいことはそれだけかね」
古泉「ん、まぁそうだな。ただ、創設した理由はどうなんだい?」
キョン「創設した理由は他でもない。
のらりくらりとした当たり障りのない学園生活なぞつまらん以外の何物でもないからな。
ちょうど同じものを求めていた同志がいたので都合が良かった」
古泉「なるほど」
長門「ふー、いやぁ食った食った」
ハルヒ「美味しかったです」
みくる「良かったですわ、喜んで貰えて幸いです」
長門「キョンの野郎がいないと平和そのものだ」
ハルヒ「あはは、彼がいないと確かに静かですから」
長門「そうだな」
ハルヒ「それじゃ、そろそろ片してしまいましょうか」
みくる「また今度やりましょうね」
ハルヒ「そうですね、次はキョンさんと新しく入ってくる古泉も入れて」
キョン「…」
国木田「あ、やあキョン。今日は早かったね」
キョン「国木田か。お早う」
国木田「どうしたんだい下駄箱の前でじっとして」
キョン「いや、なんでもない」スッ
国木田「?」
キョン「…手紙か」
ビリビリ
ピラッ
【キョンさんへ 今日の放課後、教室で待ってます】
キョン「…」
キョン「何かと思えば恋文とは。くだらんな」
キョン「興が乗らん。さしあたり今の私には古泉一樹の超能力の解明が急務だ。
どこの馬の骨とも分からん女のほれたはれたに付き合っている暇などない」
ガサガサ
ポイッ
キョン「さて、行くか」
ガラララッ
長門「よし、誰もいねぇな」
長門「えっと、どこだったかな…進路希望の用紙。昨日屑カゴに捨てたような」
ガサゴソ
長門「…ん?」
ヒョイッ
長門「クシャクシャにしてあるな。こいつか?」
【キョンさんへ 放課後、教室で待ってます】
長門「…」
長門「な、なん…だと…」
こいつをネタにキョンの野郎のツラぁ明かしてやるか)
長門(そうだ、教室にいきなり割り込んでやろう…どんな反応するか楽しみだ。相手方も含めてな)
長門(にはははは!)
長門(そろそろ良い頃合いなんじゃねーか?)
長門(部室にヤツがいないところを見ると、ほぼ確定だろ)
長門(行ってみるか)
タッタッタ…
長門(磨りガラス越しでよく中が見えん)
長門(いっそ入るか? そうだな、うんそうしよう)
ガラリ
長門「いっけねー忘れ物しちまったー(棒読み)♪」
シーン…
長門(誰も…いない?)
?「あら、貴方は誰?」
長門「!」
?「キョン君ではないわね」
長門「誰だテメーは」
?「私は朝倉涼子。キョン君と同じクラスの学級委員長よ」
長門「ほほう、キョンを呼び出したからにはどんな奇特な人間かと思えば…お堅い学級委員長様とはね」
朝倉「その言い様からして、手紙を読んだのね」
長門「今度からは末尾にこう書いとけよ。【追伸 事後処理は正しい手順で 他人に見られないように】ってな」
朝倉「なるほど、ね。そういうことか。とんだイレギュラーが介入してきたものだわ。情報統制に漏れがあったのかも」
長門「何わけわかんねーことをぶつぶつ呟いてんだよ、テメーは」
長門「その様子じゃ、待ち惚けを食ったらしいな」
朝倉「そうみたい。彼じゃなくて来たのは貴方だし」
長門「おやおや、どうも申し訳ない」
朝倉「…ねぇ、もし」
長門「あぁ?」
朝倉「もし、現状維持のままで待機を言い渡されて――でも現状はどんどん悪化していく。その場合、現場の人間はどう動くべきだと思う?」
長門「何の話だ」
朝倉「現場の人間の独断と断行で事態を解決させるのも、ありといえばありだよね」
長門「知るか。命令行動と集団行動は嫌いなんだよオレは」
朝倉「そう、じゃあ質問を変えましょう」
朝倉「貴方を殺したら、キョンはどういうアクションを起こすかしら」
ビュッ
長門「っぶね! 何しやがるッ!」
朝倉「ナイフを突き出しただけじゃない、貴方に」
長門「そういうこっちゃねぇよ! クソッ、いかれてやがる!!」
朝倉「失礼しちゃうね。私は正常だよ。ただ、アクションを起こそうとしているだけで」
長門「このイカレアマが」
朝倉「大人しく死んじゃってよ。早くさぁ」
長門「誰が…! ? (あれ、身体が――)」
朝倉「うふふ…上手く動かないかしら? 当然よ。構成情報を凍結させたのだから」
長門(やば――)
朝倉「さあ、それじゃさようなら」
ヒュン
ドスッ
長門「あ――」
ドサッ
朝倉「…」
朝倉「うふふ」
「私をどうしようというのだね」
朝倉「え――」
ギイ…(掃除用具入れが開く音)
キョン「長門嬢と同じように殺すのか」
朝倉「キョ…ン。あなたどうして…」
キョン「恋にうつつを抜かす暇はないが、万が一を考慮し、そこの掃除用具入れの中に潜んでいた。まさかこんな事とはな」
朝倉「…」
キョン「目的は何だ」
朝倉「キョン、貴方よ」
朝倉「私は貴方が大好きなの…今までずっと隠してきたけど、入学式の時から貴方がずっと好きだった」
キョン「何だと」
朝倉「私、愛してる人の色んな顔が見たくなるの――笑い顔、怒り顔、泣き顔、それに、苦しむ表情とか…ああ、想像するだけで身悶えしちゃう…」
キョン「長門を殺したのもそれが理由か」
朝倉「出来れば貴方を直接殺して苦しむ顔が見たかったんだけどね」
キョン「…」
朝倉「それじゃ、貴方も――」
キョン「ふざけるな!!」
朝倉「!」
キョン「貴様…絶対に許さん。万死に値する」
ヒュン
キョン「遅い」
朝倉「流石ね。でももう終わり」
キョン(…体が)
朝倉「動かないでしょう。構成情報を凍結したの。貴方は終わりよキョン」
キョン「…ククク」
朝倉「何がおかしいのかしら」
キョン「そんな小細工が通用すると思ったのか? この私に」
スッ
朝倉「そんな…しばらくは立てないはずなのに!」
ヒュン
パシッ
朝倉(腕が…!)
グググッ…
朝倉(なんて力なの)
キョン「動きが止まって見えるな」
朝倉「く…それでも!」
ヒュン
ガシッ
キョン「無駄だ」
朝倉「だとしても!」
ビュッ
ガッ
キョン「諦めろ」
朝倉「そん…な…」
朝倉「!」
キョン「何の薬品かは分からん。が、お前はそれを散布し、相手に軽い麻痺を与える。
虚を突き、動揺している心の隙につけ込み、理解不能な言動で巧みに心を操り、軽度の麻痺にも関わらず、あたかも重度の麻痺状態にあるかのように思わせる。
――それがお前の『構成情報凍結』の正体だ。小細工だな。
落ち着いてさえいれば決して引っかかることはない、チャチな催眠術だ」
朝倉「…あ」ガクッ
キョン「おふざけの罰は償ってもらおうか。粛正だ。報いを受けろ」
キョン「?」
朝倉「え? そんな…まさか…」
長門「勝手に人殺してんじゃねーっての」
ムクリ
キョン「長門嬢、無事だったのか」
長門「あーびっくりした。いきなり刺されんだもん」
朝倉「私は確かに刺したはず…」
長門「刺されたさ。ただし、胸ポケットにはあいにく愛蔵書が常にしたためられててね」
キョン「まさかそんなチープなお約束とは」
長門「やかましい! 死ぬよかマシだわ」
キョン「ともあれ――生きていたのならこれ幸い。無事で良かった、長門嬢」
長門「…ふん」
朝倉「ひっ」
キョン「それはそれこれはこれだ。
覚悟は出来てるんだろうな」
長門「まぁ待てよ」
キョン「ん?」
長門「オレにも殴らせろ」
キョン「承知」
朝倉「いやあああああ!!」
キョン&長門「鉄拳喰らえ!!!!」
ぼかぼかどげしどがばきどご
朝倉「あうぅ…きゅ〜」
長門「あースッキリした…」
キョン「同意だ」
特別にセンコーには言わないでおいてやるよ。ま、悔い改めな」
キョン「いいのか?」
長門「いいさ別に。生きてたしな」
キョン「実に男らしい」
長門「お前こそいいのかよ」
キョン「私は一向に構わん」
長門「あれ?」
キョン「どうした」
長門「メガネがない」
キョン(掛けていたのか)
長門「ま、別にいいか。コンタクトあるし」
キョン「ふむ。私に眼鏡属性はない故、個人的にもそれを推奨する」
長門「属性ってお前…」
朝倉「…」
キョン「さて、ではそろそろ行くか長門嬢」
長門「そうすっか。あ、なぁキョン、今日はパーティなんだぜ。おやつだけどよ」
キョン「む? 聞き及んでいなかったな」
長門「お前この前あの尻軽ヤローと一緒にマックいったから仕切り直すのさ」
キョン「ふむ、それは楽しそうだな」
長門「ジュースとお菓子のみだけどよ、まぁそこはテンションでカバーしようぜ」
キョン「テンション? そこは古泉某にぜひ任せようではないか」
長門「あいつ馬鹿みたいにうるせーからな」
朝倉「…」
長門(まったく…はぐれ者みたいな寂しい目で見てんじゃねーっての)
長門「――でだな、そういう楽しいパーティってのは、できるだけ多い人数でやったほうが楽しいってもんだ」
キョン「そうだな」
長門「ってなわけだ、おい、そこでしょげかえってるネクラアマ」
朝倉「…何よ」
長門「お前も急げよ。殴ったのは悪かったからよ。顔洗って荷物まとめな」
長門「んだよ、何そんなにびっくりしてんだよ」
朝倉「だって私は…」
長門「かーっ! ったくどこまでもジメジメしてやがる女だぜ!
いいか、さっきはさっき今は今!
もう忘れろよ、いいな」
朝倉「貴方を殺そうとした相手だよ? 貴方も物好きね」
長門「余計なお世話だ」
朝倉「じゃあお人好しさんね」
長門「早くしねーか!」
朝倉「…はい」
長門「まったく」
キョン「…君の寛大さというか、人徳の深さにはつくづく感心させられるな」
長門「はっ、アンタも見習いな」
キョン「そうさせてもらおう」
ハルヒ「あ、キョンさん、それに長門さん」
長門「よっハルヒ」
みくる「長門様ぁっ! やっと来てくれましたのねっ!」ガバッ
長門「だからお前はそのすぐに抱きつくクセを直しやがれ!」
古泉「やぁ麗しの我がプリンセス。今日はまた一段と――ボロボロ!?
我が姫君よ! 一体何をやらかしてきた!」
みくる「そういえば長門様、キョンさんさんと一緒ですけど…お二人で一体何をしてらっしゃったんですか?」
キョン「みくる嬢、顔が嫌疑に満ち溢れすぎていて恐ろしいぞ」
みくる「答えてくれるまで離さないんですから…ね、な・が・と・さ・ま?」ギュムッ
長門「腕痛ぇ腕痛ぇって!」
我が愛しのプリンセスの腕がぺきっといったらどうするんだ」
みくる「ふん! 貴方は黙っていてくださいまし!」
古泉「んなぁにぃ〜!? 言わせておけばよくも…」
ハルヒ「あの〜、皆さん少し落ち着いてください」
長門「おい俺の眼前で揉め合う仲の良いお二人さん」
古泉&みくる「誰が!!」
長門「息ピッタリじゃねーか」
キョン「今日はパーティだったのでは?」
ハルヒ「そうでした! 皆さん、急いで準備の仕上げを」
キョン「そうそう、一人パーティに参加させたい者が一人いるのだが、構わんだろう?」
ハルヒ「ええ、勿論。誰ですか?」
キョン「彼女だ」
スッ
朝倉「…どうも」
まるで夢見たいです」
朝倉「そんな、私は別に有名人なんかじゃ…」
古泉「なんと…麗しの美貌を持つ令嬢がまた一人…ぜひともメルアドを教えてもらいたい!」
みくる「尻軽」ボソッ
古泉「何 か 言 っ た か ?」
みくる「べっつにー?」
ハルヒ「ではもう一つ椅子を出しましょう…パイプ椅子ですけど、どうぞ」
朝倉「ありがとう」
ハルヒ「それじゃあ、皆さん自分のお好きな飲み物を注いでください」
キョン「ふむ、どうやら準備は整ったようだな」
長門「それじゃ、始めようぜ」
ハルヒ「それじゃ、SOS団創立記念とみくるさん入部記念と古泉さん入部記念とを兼ねて――乾杯!」
一同「かんぱーい!!!!」
キョン「む、確かに美味い。新感覚のチヨコレイトウだ。ついつい食が進むな」
ガサッ
長門「バカヤロー袋一つ一人で開けんじゃねー!」スパァン
キョン「あべし!」
古泉「ぎゃあああ! なんか飛んできたぁっぁあ」
みくる「うるさいですわよそこの尻軽!」
古泉「んだとこのわがまま嬢ちゃんが!」
長門「お前らホントに仲良いのな」
古泉&みくる「誰が!! …あ」
朝倉「ふふっ」
キョン「…どうだ、楽しいか?」
朝倉「ええ、おかげさまで、とっても」
キョン「そうか、何よりだ」
つまり、そういうことなんだろう
キョン「勿論、内心では腸が煮えくり返り、スチームポットのような荒れ模様だ。
…先程までの話だが」
朝倉「私は…」
キョン「だが、何より刺された本人が許していたのだ。私が怒っても仕方があるまい」
朝倉「大人だね」
キョン「見習ったまでだ」
朝倉「ますます好きになっちゃった」
キョン「もう同じような真似はよすんだな」
朝倉「さて、どうだか?」
キョン「…」
朝倉「冗談よ。それよりキョン、貴方…
本当は長門ちゃんのことが好きなんでしょ?」
キョン「…」
朝倉「別にいいの。私なんて眼中になくてもね。
でも私はずっと貴方が好きだと思うから。気が変われば、いつでも言ってね」
キョン「…俺は長門嬢が好きだと肯定していない」
朝倉「仮定で良いわよ。とにかく、たとえ報われなくても、私は…」
キョン「…」
朝倉「ま、こんなことをあんまり言ってもしょうがないよね。さ、パーティを楽しみましょう」
キョン「…ああ」
長門「あ! つーかキョンてめぇ、さっき食ったモン今すぐ元に戻せ!」
キョン「無理を言うな。ほら、長門嬢、この美味い棒の抜け殻を進呈しようではないか」
長門「喧嘩売ってんのかテメー!」
ハルヒ「まぁまぁ。さっきのお菓子ならまだもう一つありますから、そんなに焦らないで」
朝倉「うふふふふ…」
古泉「ダウトォォォ!!」
キョン「残念だったな。カードは全てお前のものだ」
古泉「シィィィィット!」
長門「キョンお前…表情が読み取れないから反則級だな」
キョン「再三言うが心を落ち着けてさえいればばれることはない」
ハルヒ「ダウトなんて久し振りにやりました」
みくる「大富豪とかも懐かしいですわ」
朝倉「たまにはいいわね、トランプも」
キョン「そうだ朝倉嬢、モノは相談なのだが」
朝倉「?」
キョン「君からはアブノーマルのかほりがどことなく漂っている――故に、ぜひとも我がSOS団に入部しないか?」
朝倉「えっ…」
朝倉「私が…この部活に…」
長門「朝倉、お前」
朝倉「…」
朝倉「私は」
キョン「…」
朝倉(キョン君…)
朝倉「…悪いけど、私は遠慮しておくわ。色々学級委員も忙しいのよ、これが」
キョン「そうか。無理を言ってすまなかったな」
朝倉「いいの。誘ってくれてありがとう」
キョン「とんでもない」
長門「…さて、それじゃ宴もそろそろお開きにしようぜ」
ハルヒ「では、そうしますか」
今日は皆さん楽しかったです。片付けも手伝っていただいたお陰で、速やかに終わりました。ご協力感謝いたします」
古泉「とんでもない。可憐なハルヒさんの頼みとあらばいつ何時どんな御用でも…」
みくる「…ふっ」
古泉「あ、今お前鼻で笑っただろ」
みくる「べっつにー?」
ハルヒ「それでは私用事があるのでお先に失礼します」
長門「ああ、気をつけてな」
キョン「ご苦労だった」
古泉「それではまた明日会いましょう!」
みくる「楽しかったですわ」
ガラガラ…ピシャリ
みくる「それじゃ私もそろそろ。長門様、お先に失礼します」
長門「おう、じゃあな」
古泉「それじゃ俺もお先に失礼」
キョン「寒くするなよ」
朝倉「…私もそろそろ帰るから」
キョン「分かった」
長門「あったかくしてけよ」
朝倉「今日は本当にごめんなさい。それと…楽しかった」
キョン「礼には及ばんさ」
長門「またそのうちな」
ガラガラ…
ピシャリ
朝倉「…」
朝倉(これで…良かったんだ)
朝倉(ひと時だけの楽しい時を、ありがとうね、二人とも、皆)
朝倉(…お幸せに)
- SSまとめ
- 長門有希の居眠り
- ハルヒ「親戚の結婚式にいってくるわ」
- ハルヒ「マラソンするわよッ!古泉君!!!」
- 長門有希の午睡。
- キョン「ハルヒに暇を出された」
- 長門有希の午睡。
- キョン「マジですか」
- ハルヒ「有希、今日暇?」
- ハルヒ「飲むものはおしっこしかないの…?分かったわ」
- ハルヒ「あら、スーパーに入っていったの有希じゃない?」
- ハルヒ「古泉君っ!・・・この年でまだ中二病・・・」
- ハルヒ「キョンが私を好きですって?なにあいつ勘違いしてるの?」
- キョン「お前が学校でオナニーをするとは思わなかったなぁ」
- 古泉「朝比奈さん着替え終わったかな」
- キョン「ゆき…」
- 古泉「長門さん。無理なお願いをしてみてもいいですか」
- カメムシ「よう、嬢ちゃん!」 長門「?」
- ハルヒ「有希、あんたたちいつから付き合ってたのよ?」
- 鶴屋さん「ハルにゃんは性根が東京湾の泥土の様にクソッタレだにょろ!」
- ハルヒ「私にお仕置きをして…くださ…い」
- ハルヒ「最近キョンと国木田が仲良いのよね」
- ハルヒ「最近あんたとペアになることが多いわね」
- みくる「電気あんまってなんですかぁ?」
- キョン「セクロスしたい」
- ハルヒ母「ハルヒ・・・あんたいつまでそんなことやるつもりなの?」
- 長門「…ながとゆき、3さい」
- キョン「最近ハルヒが可愛くて仕方ない」
- ハルヒ「東中学出身。涼宮ハルヒ」








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